Say Love Me Girl

推しとおたく

最大限界生きたいわ -古代エジプト展-

こんにちは。

急になんの話??という感じですが、推しが関わっているので江戸東京博物館で開催中の特別展「古代エジプト展−天地創造の神話−」に行ってきました。

 

 

展示会キャラクターのナレーションとモーションキャプチャによる動きを担当します!って発表されたときは「なに言ってるの?」「なぜエジプト?」と思いましたが、結論から言うと普通におもしろかったです。最近、こんな仕事の話まで来るの?と驚かされることが多くて、ただただ単純にすごいな…と思うばかりです。

 

江戸東京博物館、初めて来ました。JR両国駅を降りてすぐなのですが、両国って私の中では東京駅の駅弁屋さんで売っている「両国国技館やきとり」のイメージしかないです。ビールと一緒にレジ横に置いてあるやきとりを買っていくおじさんを多く見かけるので、いいなあと思いつつ未だに食べたことがありません。

展示会が始まって2日目だから混んでるかな…とも思ったのですが、こんなご時世で次はいつ東京に来れるかも分からないので、とりあえず早々に行けるときに行ってきました。が、案の定そこそこ混雑していました…。音声ガイドを使ってちゃんと展示品を見つつ解説を聴いていると、後ろが詰まってしまう状態だったので、やっぱり平日かもう少し時間が経ってから行くほうがいいかもしれないです。

 

この展示会では古代エジプト神話における世界の始まりから終わりまでが紹介されていて、その世界を案内してくれるのが、推し扮する展示会キャラクター「アヌビス」ということです。ちなみに音声ガイドを利用するとこのキャラクターの謎のポストカードがランダムでもらえます。なるほどね(?)

日本初公開のものがかなりあったし、東京から始まって京都、静岡まで行ってまた東京に帰ってきて来年の秋まで続くようなので、結構力が入った展示会だったりするのかな?よくわかりませんが。あと、写真撮影可なのでみんな猫ちゃんの写真を撮っていました。

 

音声ガイドは600円で30分間ずっと推しの声だけを聴けるので、おたく的には大満足です。その中でもエジプト神話を語るキリッと格好つけた声と、解説ナレーションの優しくて耳にスッと入ってくる感じの声の2パターンを聴けるので、とってもお得です。展示物のキャプションにはひとこと説明が書いてあるだけだった気がしたので、音声ガイドを聴くことによってかなり情報量が増えます。神様や王様の名前がたくさん出てくるので、無知な私には何がなにやらという感じでしたが、やっぱり解説があると「へえ〜〜」「ふぅ〜ん」となんだか賢くなった気分になれるので気持ちがいいです

さらに、文字を読んでいるだけでは頭に入ってこない人間なので、展示の途中でアニメーションによる神話の説明があったのがとてもよかったです。ひとつ2~3分で3回くらいあったかな。家族で来ていたちびっ子たちもちゃんと見ていたので、とっても解りやすい!ただ、モーションキャプチャを用いた展示会キャラクターの指先から感じる推しらしさ、なかなかおもしろくて笑えてきます。あとまた細長い棒を振り回してる!と思いました。ごめんなさい。

 

個人的にはミイラにするために取り出した内臓を入れておく専用の容器があるのがおもしろかったです。ぱっと見た感じマトリョーシカっぽくて「あら、かわいい!」と思って音声ガイドを聴いたら、内臓保管容器だったので少し複雑な気持ちになりました…。あと、びっしりと文字が書かれた死者の書が展示されていて、古代のエジプト人は死後の世界でも復活するためにこれに従ってなんだかやることがいっぱいあって大変だなあ…と思いました。(小並感)

 

なんというか古代エジプトってミイラとかピラミッドとかミステリアスで怖いイメージだったけど、今回の展示会は神話がメインになっているので怖い感じはなくて、とても楽しむことができました。おたくは神話とか好きだもんね。客層も私みたいな人から、エジプトに詳しそうな男性、カップル、家族連れと本当に様々で興味深いという点でおもしろかったです。すごい真剣に展示物を見ているあのおじさんも今ヘッドホンから推しの声を聴いている!すごい!あの人もこの人もみんなが推しの声を聴いている!!という謎の感動がありました。当たり前のことだけれど、おたくたちが「えっ?」って思うような仕事によって、いつもは見てもらえない人たちにも名前を知ってもらえる機会ができるんだよなあ…と改めて感じさせられました。

 

とりあえず、私は古代エジプトについて少し詳しくなって賢くなれたし、楽しかったのでハッピーです。